DHA・EPAと記憶力

DHA・EPAと記憶力

DHAEPAには、記憶を向上させる効果があります。

 

 

特にDHAは、脳にとって重要で、脳細胞自体を柔らかくする働きがあり、
シナプスの神経伝達物質の活性化をし、記憶力や学習能力の向上に役立ちます。

 

 

体内に取り込まれたDHAは、まず脳の細胞膜に優先的に向かいます。

 

 

そして、中でも記憶力の重要部分である海馬にDHAが運ばれていきます。

 

 

ちなみに、脳の海馬にはDHAが25%も含まれています。

 

 

DHAを摂り続けると、海馬の細胞の細胞膜が柔らかくなり、
記憶の出し入れがスムーズに行われるようになります。

 

 

また、DHAはニューロンの情報伝達を担っている
シナプスを柔軟にし、シナプスの働きを効率化してくれます。

 

 

その結果として、記憶力や集中力の向上に効果があります。

 

 

そして、DHAを摂り続けていると、
海馬以外の脳の部分でも使うようになり、脳全体が活性化していきます。

 

 

脳には有害な薬物や毒物から守るために「血液脳関門」が備わっており、
DHAはこの血液脳関門を通過できる唯一の脂肪酸です

 

 

一方、EPAは血液脳関門を通過できないため
DHAほど記憶力の向上効果はありません。

 

 

しかし、ある酵素によってEPAはDHAに転換され、
血液脳関門を通過できるとされています。

 

 

また、EPAは赤血球の柔軟性を高めてくれることもあり、
末梢の毛細血管まで血流を改善してくれます。

 

 

その結果、脳の抹消の血管まで血液のめぐりもよくし、
血栓予防や脳梗塞の予防、脳の萎縮の予防にも効果があります。

 

 

記憶力の改善や予防の為のDHA・EPAの摂取量は、
1日あたりDHA・EPAを「1日1g以上」摂取することが推奨されています。

 

 

ちなみに、イギリスのルーカス博士の実験において
未熟児300人をDHAの豊富な母乳で育てるグループと
DHAを含まない粉ミルクで育てるグループに分けて、
子供が8歳になったときの知能指数を計測したケースがあります。

 

 

その結果、DHAの豊富な母乳で育てた場合の知能指数の平均値 IQ103.0、
DHAを含まない粉ミルクで育てた場合の知能指数の平均値 IQ92.8と
DHAを摂取した子供のほうが明らかに知能指数が高くなりました。

 

 

先ほどの実験内容は赤ちゃんでしたが、
DHAの脳の記憶力の向上効果は、年齢は関係なく作用するといわれています。

 

 

人間の脳細胞は3歳ぐらいまでに完成して
成人になると後は減っていくだけといわれております。

 

 

DHAは残った脳細胞を増やすのではなく、脳細胞自体を活性化してくれるため、
記憶力や学習能力が向上する効果が期待できます。