DHA・EPAの摂取量
DHA・EPAの摂取量
DHA・EPAは、1日あたり、どれくらいの摂取量が適切なのでしょうか?
◆健康目的のDHA・EPAの摂取量
DHA・EPAのは青魚に多く含まれ、オメガ3系脂肪酸とも呼ばれています。
DHA・EPAの摂取量は国によって様々です。
欧州食品安全機関(EFSA)では1日5g、
アメリカでは1日3g程の摂取量を推奨しています。
厚生労働省が公表する「食事摂取基準」では、
1日の推奨摂取量としてDHA・EPAを「1日1g以上」
摂取することが推奨されています。
DHAやEPAは、一度に大量に摂取するよりも、
毎日こまめに1gを目標に摂取することをお勧めします。
ちなみに、摂取タイミングとしては、
朝、昼、夜の食事と一緒に摂取しましょう。
◆筋肉増量が目的のDHA・EPAの摂取量
DHA・EPAには、筋肉を増量させる働きがあります。
DHA・EPAは吸収されたアミノ酸を再びタンパク質に再合成して、
タンパク同化作用を促進し、筋肉量を増やします。
この場合の摂取量としては、DHA・EPAを「1日2〜3g以上」です。
このDHA・EPAの筋肉の増加作用は、特に高齢者に効果的にあらわれます。
また、DHAやEPAは加齢による筋肉の減少(サルコペニア)を抑制し、
老化による運動機能の低下を抑えてくれます。
◆ダイエットが目的のDHA・EPAの摂取量
DHA・EPAには、脂肪分解酵素と呼ばれるリパーゼを活性化する働きがあります。
このリパーゼが活性化されると、通常時よりも脂肪燃焼効果がアップします。
分解された脂肪酸は筋肉のエネルギーとなりやすく、
効率的にダイエットすることができます。
そのうえ、DHA・EPAに含まれる必須アミノ酸であるヒスチジンは
食欲を抑えたり、内臓脂肪も減少させます。
また、EPAには痩せるホルモンといわれる「GLP-1」の分泌を促す事ができます。
この場合の摂取量としては、DHA・EPAを「1日2〜3g以上」です。