DHA・EPAと視力回復
DHAと視力回復の関係
DHAとEPAは、視力回復が期待できます。
DHAは脳に多く含まれていますが、
脳の次に多くDHAが含まれている体の部分は「目」です。
目の中でも網膜にDHAが多く含まれており、
網膜の脂肪(リン脂質)の中には約50〜60%ほど存在しています。
網膜は、角膜や水晶体から入ってきた光を
映像として映し出すスクリーンの様な役割があります。
これによって、外部から入ってきた視覚的な情報を
正しく脳に認識させる為に情報伝達を行うことができます。
DHAがは、この網膜細胞を柔軟にする働きがあり、
網膜の反射機能を高めているのではないかといわれています。
DHAを十分に摂取することで、
網膜の機能を改善し、視覚機能を改善します。
このことから、DHAは目の機能や視力にとって不可欠なのです。
また、赤ちゃんを対象にしてDHA入りのミルクで育てた場合と
普通のミルクで育てた場合を比較した結果、
DHA入りミルクで育てた赤ちゃんの方が視力の発達がいいことがわかっています。
そのほかの研究でも、小学生から成人、高齢者を対象にした結果、
どの世代においても視力回復や改善がみられたそうです。
ちなみに、DHAの視力回復効果についていくつか実験したケースがあります。
【ケース1】
視力1.0以下の4〜22才の男女27名を対象に
DHA300mg配合されたパンを毎日1個、1か月程摂取してもらい
視力の推移を調べたところ、視力が改善した人が11人もいた。
【ケース2】
学校給食にDHA入りパンを導入したところ
2年で視力1.0未満の子供の比率が22.3%から19.0%にまで下がった。
【ケース3】
高齢者58才〜84才を対象に
DHAサプリ(540mg含有)を3ヶ月間続けてみてもらったところ
視力の改善の方が67%もいた。
EPAと視力回復の関係
一方、EPAは血流を良くし、自律神経の乱れを改善します。
そうすると、目のピント機能である毛様体筋の運動力が活発化してくれます。
その結果、老眼の予防にもなります。
このことから、EPAも視力回復に有効といえます。
DHA・EPA以外にも視力回復に役立つとされる成分はたくさんあります。
・ルテイン
・β-カロチン
・ビタミンB群
・タンパク質
・コンドロイチン
・タウリン