DHA・EPAの違い
DHA・EPAの違いと共通点
DHAとEPAには、効果・効能に違いはないのでしょうか?
DHA・EPAとは、脂肪酸の中の不飽和脂肪酸で、
その不飽和脂肪酸の中の多価不飽和脂肪酸に分類されます。
多価不飽和脂肪酸は、さらに、n-3系(オメガ3)とn-6系(オメガ6)に分けられます。
DHA・EPAは、n-3系(オメガ3)に分類され、鯖などの青魚などに多く含まれています。
n-3系(オメガ3)は体内合成できないため、
食事やサプリメントで摂取しなければならない脂肪酸です。
このように、体内合成できない脂肪酸を必須脂肪酸といいます。
DHA・EPAは、悪玉コレステロールや中性脂肪の減少、
生活習慣病の予防など効果が共通しているものもたくさんあります。
◆DHA・EPAに共通の効果・効能
・脂肪燃焼
・血液サラサラ効果
・動脈硬化の予防
・心筋梗塞の予防
・血栓症の予防
・脳梗塞の予防
・糖尿病の予防
・抗アレルギー作用
・視力回復
・うつ病の改善
・がん抑制
また、DHA・EPAは共通の効果だけでなく、お互いに異なった効果・効能があります
DHA・EPAの効果・効能の違いをみてみましょう。
DHA・EPAの違い
DHA特有の効果・効能
・記憶力の向上
・認知症の予防
EPA特有の効果・効能
・筋肉減少を抑制
・血液サラサラ効果(DHAよりも強力)
このように、DHAに特有の効果・効能、
EPAに特有の効果・効能があるため、一緒に摂る必要があるのです。
さらに詳しく説明すると、DHAはEPAと違い、
脳神経に運ばれて直接働きかけ、脳の活動を活発にしてくれます。
その結果、記憶力が向上し、認知症の改善や脳梗塞や脳血栓の予防します。
また視神経にも作用し、視力の改善にも効果的です。
一方、EPAはDHAよりも血液をサラサラにする効果が高く、血栓の予防をします。
そのため、心筋梗塞や動脈硬化の予防にも効果的です。
また、運動不足や加齢による筋肉の減少を抑える効果もあります。